「高卒で働いてもう何年もたつのに、年収は300万円前後のまま」
そんなふうに、この先も給料が上がらないのではと不安になっていませんか?高卒でも、転職で年収を上げることはできますよ。
この記事では、年収300万円から上がらない理由と、年収を上げやすい転職先の選び方、高卒から年収を上げる転職の進め方を紹介します。
じん係長私は高卒で製造業に入り、1年目の年収は約270万円、8年働いても300万円前後でした。
転職したIT企業では、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めた経験が評価されて、係長として採用され、初年度の年収は720万円になりました。
読み終えるころには、どんな転職先を選べば年収が上がるのかが分かり、今の経験のまま一歩目を踏み出せるようになっているはずです。高卒だから仕方ないと諦めかけている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 高卒・年収300万円でも転職で年収は上がるのか
- 年収300万円から上がらない理由
- 年収を上げやすい転職先の選び方
- 高卒から年収を上げる転職の進め方
- 20代後半のうちに動いたほうがいいのか
高卒・年収300万円でも転職で年収は上がる?

高卒で年収300万円でも、転職で年収を上げることはできますよ。年収は学歴よりも、どの業界のどの職種で働くかで大きく変わります。
年収を上げる転職先は、次の2つで選びます。
- 業界を変える
- 今の経験が活きる職種を選ぶ
今の会社で上がらないのは、あなたの力が足りないからとは限りません。働く場所を変えると、同じ経験でも評価が変わることがあります。
じん係長私は上司や大卒の同僚より成果を出していましたが、昇給はほとんどなく、昇進もありませんでした。
それでも、生産管理システムの入れ替えを進めた経験が、IT企業では係長として評価され、年収は720万円になりました。
※どんな転職先を選べばいいかは、「年収を上げやすい転職先の選び方」で紹介しています。
年収300万円から上がらないのはなぜ?

年収が上がらないのは、会社や業界の仕組みのせいであることが多いです。よくある理由は次の3つです。
- 会社や業界の給与水準が低い
- 評価の仕組みがない
- 学歴で昇進が決まる会社にいる
会社や業界の給与水準が低い
同じ仕事でも、業界や会社によって給料の水準ははじめから違います。給料の低い業界の中で頑張っても、上がる幅は小さいままです。
今の会社の中だけで比べていると、このことに気づきにくいんですよね。ほかの業界の求人を一度見てみると、同じような仕事でも給料の幅が違うことが分かりますよ。
評価の仕組みがない
成果を出しても給料に結びつく仕組みがない会社では、年収は上がりにくいです。昇給の額が勤続年数や上司の印象で決まるので、頑張った分が返ってきません。
じん係長私は8年働いて、年収は30万円ほどしか増えませんでした。
上司や大卒の同僚より成果を出していても、昇給はほとんどありませんでした。
学歴で昇進が決まる会社にいる
大卒が先に昇進する会社では、高卒は上の役職に就きにくいです。役職が上がらないと、給料も一定のところで止まってしまいます。
学歴は今から変えられません。学歴より成果を見てくれる会社に移るほうが、年収を上げる近道ですよ。
※今の会社に残るか転職するかを詳しく考えたいときは、成果を出しても給料が上がらないときの判断基準も合わせてご覧ください。
年収を上げやすい転職先の選び方

年収を上げたいなら、給与水準の高い業界へ移り、今の経験が評価される職種を選びましょう。この2つを押さえると、年収が上がる転職先を見つけやすくなりますよ。
- 業界を変える
- 今の経験が活きる職種を選ぶ
業界を変える
給与水準の高い業界に移ると、同じような仕事でも年収が上がることがあります。会社の中で一番になるより、業界を変えるほうが年収は動きやすいです。
じん係長製造業で8年働いて年収300万円前後だった私も、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めた経験を持ってIT業界に移ると、係長として採用され、初年度の年収は720万円になりました。
業界ごとの給与水準は、自分ではなかなか比べられないですよね。転職エージェントの担当者に聞けば、今の経験で入れる業界の中から、給料の高いところを教えてもらえますよ。
今の経験が活きる職種を選ぶ
今の仕事の経験がそのまま評価される職種を選びましょう。未経験の職種でも、やってきたことが同じなら、ゼロからのやり直しにはなりません。
じん係長私は製造業で、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めていました。
IT業界ではこれがSEの「要件定義」と同じ仕事になり、IT企業で評価されました。
自分では「いつもの仕事」と思っていることほど、ほかの業界では強みになることがありますよ。
※自分の経験がどの職種で活きるかを担当者と確かめる方法は、「高卒から年収を上げる転職の進め方」で紹介しています。
高卒から年収を上げる転職の進め方

高卒から年収を上げる転職は、転職エージェントに相談して、担当者と一緒に進めましょう。学歴に自信がなくても、担当者が今の経験をほかの会社で通じる形にして伝えてくれますよ。
| 進め方 | やること |
|---|---|
| 今の会社を辞めずに進める | 退職はせず、働きながら面談や応募を進める |
| 今の仕事でやってきたことを書き出す | 任された仕事や工夫したことを、小さなことも含めて並べる |
| 経験を別の業界の言葉に言い換えてもらう | 書き出したものを担当者に見せて、ほかの業界でどう呼ばれるかを聞く |
| 成果で評価してくれる会社を紹介してもらう | 年齢や学歴ではなく、成果で評価してくれる会社を担当者に探してもらう |
| 求人の年収の幅を確かめてもらう | 求人の「年収400万〜600万円」のどこに入りそうかを、担当者に応募先へ確かめてもらう |
「年齢や学歴ではなく成果で評価してほしい」と最初に伝えておけば、学歴で昇進が決まる会社を避けやすくなります。年収の幅のどこに入りそうかも、自分からは聞きにくいので担当者に任せましょう。
じん係長私も最初は、職務経歴書に何を書けばいいのかまったく分かりませんでした。
担当者は、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めた経験を、SEの「要件定義」、つまりシステムに何をさせるかを決める仕事そのものだと言い換えてくれました。
その経験が評価されて、IT企業に係長として採用されました。
担当者によって話の聞き方は違うので、合わないと感じたら別の転職エージェントにも相談してみましょう。自分に合う転職エージェントは、おすすめの転職エージェントの記事で比べられますよ。
20代後半のうちに動いたほうがいい?

20代後半のうちに動き始めたほうがいいですよ。20代のうちは、これからの伸びしろも見て採用を考えてもらいやすいです。
- 20代は伸びしろも見てもらえる
- 30代からは実務経験で見られる
30代になると、それまでの実務経験をより細かく見られやすくなります。未経験の業界に移るなら、伸びしろも見てもらえる20代のうちのほうが動きやすいですよ。
じん係長私は月100時間を超える残業をしながら、2〜3ヶ月で転職活動を終えました。
資格の勉強をする余裕はなく、今の仕事で積んだ経験を伝えて動きました。
※工場で働いていて、30歳が近づいて不安なときは、工場勤務からの転職で見られることも合わせてご覧ください。
高卒・年収300万円からの転職についてのよくある質問
ここからは、高卒・年収300万円から転職するときによく聞かれる疑問をまとめました。気になる箇所を開いて確認してみてください。
学歴不問の求人は年収が低いですか?
低いとは限りません。学歴を問わない求人の中にも、成果で評価してくれる会社はあります。
大事なのは、入ったあとにどう評価されて年収が上がっていくかです。年収の幅と昇給の決まり方を、応募する前に確かめましょう。
資格を取ってから転職したほうがいいですか?
先に取らなくても大丈夫です。今の仕事で積んだ経験が評価されることもあります。
仕事が忙しくて勉強の時間が取れないなら、資格より先に、今の仕事でやってきたことの書き出しから始めましょう。書き出すことが見つからないときは、職務経歴書に書くことの見つけ方で紹介しています。
年収の交渉は自分でするのですか?
転職エージェントを使えば、担当者に任せられます。応募先との年収の話を、担当者が代わりにしてくれます。
自分で応募するときは、自分で交渉することになります。希望の額と、その理由になる経験を先に整理しておきましょう。
転職で年収が下がることはありますか?
あります。今の経験が活かせない職種に移るときや、給料の低い業界に移るときは、最初の年収が下がることがあります。
応募する前に、提示される年収を確かめてから決めましょう。転職エージェントに相談すると、年収の見込みを先に教えてもらえます。
まとめ|まず今の仕事でやってきたことを書き出す
- 高卒で年収300万円でも、転職で年収は上げられる
- 上がらないのは、給与水準・評価の仕組み・学歴で決まる昇進のせいであることが多い
- 転職先は、業界を変えることと、今の経験が活きる職種を選ぶことで探す
- 転職エージェントに、成果で評価してくれる会社を紹介してもらう
- 20代後半のうちに、今の会社を辞めずに動き始める
高卒だから年収が上がらない、ということはありません。まずは今日、今の仕事でやってきたことを書き出してみましょう。
あなたが、経験をきちんと評価してくれる会社に出会えることを、応援しています!
