「設備が止まるたびに呼び出されて、現場と営業の間で板挟み。もう生産管理を辞めたい」
そんなふうに、毎日の調整とトラブル対応に疲れていませんか?生産管理で積んだ経験は、ほかの仕事でもちゃんと活きますよ。
この記事では、生産管理の経験が活きる転職先4つと、転職の進め方、辞める前に確かめておくことを紹介します。
じん係長私は製造業の生産管理で8年働き、設備トラブルで休日に呼び出されることもありました。
生産管理システムの入れ替えを主担当で進めた経験が評価されて、IT企業に転職できました。
読み終えるころには、自分の経験が活きる転職先を選べるようになっているはずです。次の仕事が見えれば、辞めたあとの不安もぐっと小さくなりますよ。
生産管理を辞めたいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 生産管理を辞めたいと思うのはおかしいのか
- 生産管理の経験が活きる転職先4つ
- 生産管理から転職するときの進め方
- 辞める前に確かめておくこと
生産管理を辞めたいと思うのはおかしい?

生産管理を辞めたいと思うのは、おかしなことではありませんよ。現場と営業の間に立って調整を続ける仕事なので、疲れがたまりやすいんです。
- 現場と営業の板挟みになる
- トラブル対応に追われる
- 休日も呼び出される
納期を守りたい営業と、無理な計画では回らない現場の間で、どちらにも頭を下げる毎日はきついですよね。設備が止まれば生産も止まるので、会社によっては休みの日でも電話が鳴ります。
じん係長私も生産管理のころは、トラブル対応などで残業が月100時間を超えていました。
辞めたいと思うのは、責任の重い仕事を続けてきた証拠ですよ。
※次にどんな仕事を選べるかは、「生産管理の経験が活きる転職先」で紹介しています。
生産管理の経験が活きる転職先は?

生産管理の経験は、次の4つの仕事で活きます。どれも、生産管理でやってきた調整や計画の経験がそのまま役に立つ仕事です。
- 購買・資材調達
- 品質管理・品質保証
- 物流・倉庫の管理
- 生産管理システムを作る側のIT
購買・資材調達
購買・資材調達は、仕入れ先との納期や数量の調整が中心で、生産管理でやってきたことそのものです。材料が足りなくて計画を組み直した経験があれば、必要な量と時期を決める感覚はもう身についていますよ。
生産管理では社内の現場が相手でしたが、購買では社外の仕入れ先が相手になります。価格の交渉が加わるぶん、調整の経験がさらに活きます。
品質管理・品質保証
品質管理・品質保証では、現場とやり取りしながら不良の原因を追ってきた経験が活きます。不良が出たときに、どの工程で何が起きたかを現場と一緒に調べた経験は、そのまま強みになります。
納期に追われる立場から、品質を守る立場に変わります。生産計画の調整から離れたい人に向いていますよ。
物流・倉庫の管理
物流・倉庫の管理では、在庫と出荷を見てきた経験が活きます。生産計画を立てるときに在庫や出荷の予定を見ていた人なら、物の流れを組み立てる考え方はもう持っていますよ。
製造業の物流部門のほか、物流会社や通販の会社の倉庫にも、在庫と出荷を管理する仕事があります。
生産管理システムを作る側のIT
生産管理システムを作るIT企業では、現場でシステムを使ってきた側の視点が評価されます。現場で何に困るかを知っていることが、使いやすいシステムを考えるときに役立ちます。
じん係長私は前の会社で、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めていました。
おかげで未経験でも、IT企業にSEとして採用されました。
※経験を応募先にどう伝えればいいかは、「生産管理から転職するときの進め方」で確認できます。
生産管理から転職するときの進め方

経験を数字で書き出して、製造業に強い転職エージェントに相談し、在職中に内定をもらってから辞めましょう。この順で進めれば、収入を途切れさせずに、経験が活きる仕事を選べますよ。
- 経験を数字で書き出す
- 製造業に強い転職エージェントに相談する
- 在職中に内定をもらってから辞める
① 経験を数字で書き出す
納期を守った割合、減らした在庫、短くした工程のように、数字にできる経験を探しましょう。数字があると、生産管理を知らない採用担当にも、あなたの仕事の大きさが伝わります。
| やってきたこと | 数字にした書き方の例 |
|---|---|
| 納期の調整 | 担当した製品の納期を守った割合 |
| 在庫の管理 | 減らした在庫の量や金額 |
| 工程の見直し | 短くした作業時間 |
担当製品の納期遅れを、1年で月〇件から〇件に減らした
じん係長私も最初は、8年働いたのに職務経歴書に書くことが思いつきませんでした。
※職務経歴書に書くことが見つからないときは、実績がなくても書ける職務経歴書の書き方も合わせてご覧ください。
② 製造業に強い転職エージェントに相談する
製造業に強い転職エージェントに相談すると、生産管理の経験が活きる求人を紹介してもらいやすくなります。生産管理の仕事を分かっている担当者なら、あなたの経験を、ほかの仕事で通じる言葉に一緒に言い換えられますよ。
じん係長私の担当者は、生産管理システムの入れ替えの経験を、SEの「要件定義」、つまりシステムに何をさせるかを決める仕事そのものだと言ってくれました。
その経験が評価されて、未経験のIT企業で係長として採用されました。
担当者によって業界の詳しさは違うので、2社ほど話を聞いて比べると安心です。自分に合う転職エージェントは、おすすめの転職エージェントの記事で比べられますよ。
③ 在職中に内定をもらってから辞める
今の会社に在籍したまま転職活動をして、内定をもらってから辞めましょう。辞めてから探すと収入が途切れて、焦って合わない会社に決めてしまいやすいんです。
じん係長私は在職中に2〜3ヶ月で転職先を決めて、退職日と入社日を空けずに移りました。
※辞めたあとのお金が心配なときは、退職後にかかるお金と使える制度で確認できます。
辞める前に確かめておくことは?

辞める前に、生産管理の仕事そのものが嫌なのか、今の会社が嫌なのかを確かめましょう。会社が理由なら、ほかの会社の生産管理に移るだけで楽になることもありますよ。
- 仕事そのものが嫌なら、経験が活きる別の仕事へ
- 今の会社が嫌なら、ほかの会社の生産管理へ
| 嫌なこと | 考えられる道 |
|---|---|
| 人が足りず、休日も呼び出される | ほかの会社の生産管理へ |
| 成果を出しても評価されない | ほかの会社の生産管理へ |
| 納期に追われる計画の仕事がつらい | 品質管理やITなど、経験が活きる別の仕事へ |
同じ生産管理でも、会社によって人の数や残業の多さは大きく違います。仕事が嫌いではないのに会社が合わないだけなら、職種を変えずに転職するほうが経験をそのまま活かせますよ。
じん係長私が辞めた理由は、生産管理の仕事ではなく、成果を出しても評価されない会社でした。
※今の会社に居続けていいか迷うときは、ブラック企業とホワイト企業の違いをまとめた記事も合わせてご覧ください。
生産管理からの転職についてのよくある質問
ここからは、生産管理から転職するときによく聞かれる疑問をまとめました。気になる箇所を開いて確認してみてください。
転職で年収は下がりますか?
下がることもあります。経験の活きない仕事に移るときは、最初の年収が今より低くなることがあります。
応募する前に、提示される年収を確かめてから決めましょう。転職エージェントに相談すると、年収の見込みを応募前に確かめられますよ。
辞めたあと、また生産管理に戻れますか?
経験があれば、戻る道は残っています。何年も続けてきた生産管理の経験は、辞めてもなくなりません。
購買や品質管理で働いた経験も、生産管理に戻ったときに活きます。今の仕事から一度離れることを、怖がりすぎなくて大丈夫ですよ。
30代でも生産管理から転職できますか?
30代で転職している人もたくさんいます。30代の転職ではこれまでの経験が見られるので、生産管理を続けてきた年数が強みになります。
経験を数字で書き出して、経験が活きる仕事から選びましょう。
転職に資格は必要ですか?
資格がなくても転職できます。生産管理で積んだ経験そのものが、応募先には一番の判断材料になります。
資格の勉強を始めるより先に、経験を書き出して転職エージェントに相談するほうが早く進みますよ。
まとめ|まず生産管理でやってきたことを数字で書き出す
- 生産管理を辞めたいと思うのは、おかしなことではない
- 経験が活きるのは、購買・資材調達、品質管理・品質保証、物流・倉庫の管理、生産管理システムを作る側のIT
- 経験を数字で書き出して、製造業に強い転職エージェントに相談する
- 在職中に内定をもらってから辞める
- 辞める前に、仕事が嫌なのか会社が嫌なのかを確かめる
生産管理で積んだ経験は、ほかの仕事でもちゃんと役に立ちます。まずは今日、やってきた仕事を数字で3つ書き出してみましょう。
あなたが、経験を活かせる仕事に出会えることを、応援しています!
