「誰よりも成果を出しているのに、今年も給料がほとんど上がらなかった」
そんなふうに、頑張っても報われない毎日にモヤモヤしていませんか?給料が上がらないのは、あなたの頑張りが足りないからとは限りませんよ。
この記事では、成果を出しても給料が上がらない理由と、今の会社に残るか転職するかの判断基準、年収を上げる転職の進め方を紹介します。
じん係長私は製造業で8年働き、成果を出しても給料がほとんど上がりませんでした。
転職したIT企業では、前の会社での実績を評価してもらえました。
読み終えるころには、今の会社に残るか転職するかを、自分で決められるようになっているはずです。決められれば、頑張った分が給料に返ってくる働き方に近づけますよ。
成果を出しても給料が上がらずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 成果を出しても給料が上がらないときに転職すべきか
- 成果を出しても給料が上がらない理由
- 残るか転職するかの判断基準
- 年収を上げる転職の進め方
成果を出しても給料が上がらないなら転職すべき?

会社の仕組みのせいで給料が上がらないなら、転職を考えていいですよ。仕組みは一人の頑張りでは変えられないので、残っても同じ毎日が続いてしまいます。
- 会社の仕組みのせいなら、転職を考えていい
- 成果がまだ足りないなら、今の会社で伸ばす
一方で、評価の基準がはっきりしていて、まだそこに届いていないだけなら、今の会社で成果を伸ばすほうが早いこともあります。
じん係長私は上司や大卒の同僚より成果を出していましたが、8年働いても昇進はなく、年収は300万円前後にしかなりませんでした。
生産管理システムの入れ替えを主担当で進めた経験が評価されて、転職したIT企業では係長として採用され、初年度の年収は720万円になりました。
※自分がどちらに当てはまるかは、「残るか転職するかの判断基準」で確認できます。
成果を出しても給料が上がらないのはなぜ?

成果を出しているのに上がらないなら、会社や業界の仕組みが原因のことが多いです。よくある理由は次の4つです。
- 評価の基準がない・年功序列
- 業界の給与水準が低い
- 会社の業績が伸びていない
- 学歴で昇進が決まる
評価の基準がない・年功序列
何をすれば給料が上がるのかが決まっていない会社では、成果を出しても給料に結びつきません。昇給の額が上司の印象や勤続年数で決まるので、頑張った分が反映されないんです。
年功序列の会社では、成果を出した若手より、長く勤めている人のほうが先に上がります。若いうちに成果を出しても、順番が来るまで待つしかありません。
業界の給与水準が低い
業界全体の給料が低いと、会社の中で一番になっても上がる幅は小さくなります。業界のもうけが小さいと、会社が払える給料にもはじめから上限があります。
同じような仕事でも、業界が変わるだけで給料が大きく変わることがあります。今の会社の中だけで比べていると、このことに気づきにくいんですよね。
会社の業績が伸びていない
会社に給料を上げる余力がないと、評価が高くても昇給は抑えられます。売上や利益が伸びていない会社では、成果を出した人にも、上げられる額がほとんど残っていません。
業績が戻る見込みがあれば待つ価値はありますが、何年も横ばいが続いているなら、この先も大きくは変わりにくいでしょう。
学歴で昇進が決まる
大卒が先に昇進する会社では、成果を出しても役職に就けないことがあります。役職が上がらないと、給料も一定のところで止まってしまいます。
じん係長高卒で入った私は、大卒の同僚より成果を出していても、昇進しませんでした。
学歴は今から変えられないので、会社を変えるほうが早いですよ。
※自分の会社が当てはまるかは、「残るか転職するかの判断基準」で確かめられます。
残るか転職するかの判断基準

次の3つのうち1つでも当てはまるなら、残っても給料は上がりにくいので、転職を考えていいですよ。どれも、身の回りのことから自分で確かめられます。
- 評価の基準を聞いても答えが返ってこない
- 成果を出した年も出さなかった年も昇給が変わらない
- 数年上の先輩の給料が目指す額に届いていない
① 評価の基準を聞いても答えが返ってこない
上司に「何をすれば給料が上がりますか」と聞いて、はっきりした答えがなければ、評価の仕組みはないのと同じです。仕組みがなければ、どれだけ成果を出しても給料に結びつかないままです。
評価面談のときに聞くと、自然に切り出せますよ。「もう少し頑張って」のような答えしか返ってこないなら、このサインに当てはまります。
② 成果を出した年も出さなかった年も昇給が変わらない
自分の昇給の額を年ごとに並べて、成果と関係なく同じなら、残っても成果は給料に結びつきません。給与明細を見れば、毎年いくら上がったかと、賞与がどう変わったかが分かります。
| 見るもの | 分かること |
|---|---|
| 給与明細の基本給 | 毎年いくら上がったか |
| 賞与(ボーナス)の額 | 成果を出した年に増えたか |
大きな成果を出した年も、基本給の上がり方と賞与の額が変わらないなら、会社は成果を見ていないということです。
③ 数年上の先輩の給料が目指す額に届いていない
数年上の先輩や上司の給料が、自分が目指したい額に届いていなければ、残っても届きません。その先輩の今の姿が、この会社に残ったときのあなたの数年後です。
先輩の給料を直接聞くのは難しいので、自分の会社の求人票に載っている給料の例を見て見当をつけましょう。結婚や家を買うといった自分の予定に、その給料で足りるかを考えると判断しやすいですよ。
※給料以外の面も含めて今の会社に居続けるか考えたいときは、ブラック企業とホワイト企業の違いをまとめた記事も合わせてご覧ください。
年収を上げる転職の進め方

年収を上げる転職は、転職エージェントに相談して、担当者と一緒に進めましょう。今の会社で評価されなかった成果も、担当者がほかの会社で通じる形にして伝えてくれますよ。
| 進め方 | やること |
|---|---|
| 成果を数字で伝える | 「売上を伸ばした」ではなく「担当先の売上を1年で1割伸ばした」のように書く |
| 給料の高い業界も候補に入れる | 同じ仕事でも、業界が変わるだけで年収が上がることがある |
| 年収の交渉は担当者に任せる | 応募先との年収の話を、担当者が代わりにしてくれる |
年収の交渉は自分では言い出しにくいですよね。担当者に任せれば、言いにくいお金の話で悩まずに済みますよ。
※成果を職務経歴書にどう書くかは、職務経歴書に書くことの見つけ方で紹介しています。
じん係長私は前の会社で、生産管理システムの入れ替えを主担当で進めていました。
転職エージェントの担当者は、それはSEの「要件定義」、つまりシステムに何をさせるかを決める仕事そのものだと言ってくれました。
その実績が評価されて、IT企業に係長として採用されました。
担当者によって話の聞き方は違うので、合わないと感じたら別の転職エージェントにも相談してみましょう。自分に合う転職エージェントは、おすすめの転職エージェントの記事で比べられますよ。
- 自分の成果がほかの会社で通じるのか知りたい
- 年収の交渉を自分でするのが不安
成果を出しても給料が上がらないときのよくある質問
ここからは、成果を出しても給料が上がらないときによく聞かれる疑問をまとめました。気になる箇所を開いて確認してみてください。
給料が上がらないのは自分のせいですか?
成果を出しているなら、あなたのせいではないことが多いです。評価の仕組みや業界の給与水準、会社の業績は、一人の頑張りでは変えられません。
ただ、上司が求めていることと、自分が頑張っていることがずれている場合もあります。評価面談で、何が評価されるのかを一度聞いてみましょう。
上司に昇給を交渉してもいいですか?
交渉してかまいません。成果を数字で示して、「この成果なら、どれくらい上がりますか」と聞いてみましょう。
交渉しても答えが返ってこないなら、判断基準の①に当てはまります。転職を考える目安になりますよ。
転職で年収が下がることはありますか?
あります。今の仕事の経験が活かせない職種に移るときや、給料の低い業界に移るときは、最初の年収が下がることがあります。
応募する前に、提示される年収を確かめてから決めましょう。転職エージェントに相談すると、年収の見込みを先に教えてもらえます。
今の会社で実績を作ってから辞めたほうがいいですか?
すでに成果を出しているなら、待たずに動き始めてかまいません。今ある成果で、転職先に十分伝えられます。
在職中に転職活動をすれば、内定が出るまで今の会社で働き続けられます。実績を足しながら、並行して進めましょう。
まとめ|まず昇給の額を年ごとに並べる
- 会社の仕組みのせいで給料が上がらないなら、転職を考えていい
- 上がらない理由は、評価の基準・業界・業績・学歴のことが多い
- 判断基準の3つのうち1つでも当てはまるなら、残っても給料は上がりにくい
- 年収を上げる転職は、転職エージェントの担当者と一緒に進める
給料が上がらないのは、あなたの成果に価値がないからではありません。まずは今日、給与明細を出して、昇給の額を年ごとに並べてみましょう。
あなたが、成果をきちんと評価してくれる会社に出会えることを、応援しています!
